小さな会社の上手な節税ノウハウ

処理の仕方でこんなに違う!
税金軽減策の奥義を伝授!

そろそろ自分の会社の経理、まともにやらなきゃと心を入れ替えて読みました。
もちろん、出版時点から時間が経った分、税制は変化していますが、
基本的なところ、概念について理解するにはとてもいい。
よくまとまっていてかゆいところに手が届くので、辞書的に使えそうです。


とくに、p248からの交際費かどうかの判定基準と、p304からの申告書の記載方法についての記述がgood。
また、税務調査についての記載についても、わかりやすかったです。
●メモしたところ
・役員報酬の支給割合は、法人所得の90%ぐらいにすると、概ねおとくになる。
・事業税は損金になるが、法人税・法人住民税は損金にならない。
・神社祭礼などの寄付金は、資本金の2.5/1000と所得の2.5/100の平均を超えなければ損金算入
・情報提供料も、正式な契約に基づけば交際費にならない。
・レジャークラブの法人会員も福利厚生などの経費に。
・修繕費の支出を資本的支出にしないためには、20万未満に抑える。
・修繕は3年以内の周期で定期的に行う。
・海外渡航は、現地4泊5日以内で、報告書を残す。
・試験研究費や開発費は繰延資産になり、任意償却の対象となる。
 支出が20万未満の繰延資産は支出した事業年度に損金にできる。
・会社が生命保険を負担するときに、給与や賞与とならないか要確認
・食事は、月額3500円以下を会社負担で、半額以上を本人負担していること。
・自社株の譲渡は、赤字のときに行うとトク。
・慶弔金も損金にする
などなど。