図解 ナレッジ・カンパニー

ナレッジとは何か?

●この本への問い
90年代後半、まだGoogleが現れる前の、Web2.0という言葉がない時代、
ナレッジマネジメントはどこに向かっていたのか?


横文字と四字熟語が多いためやや読みにくい感じもあるが、それにしても、執筆時82才の方がこの内容を書いているということに、驚きを隠せない…。とくに「図解」のチャートを読むだけでも、かなり参考になる。
●この本から得た気づき
どこで戦うか(by R・トマスコ)
・ルール・ブレイカー : ゲームのルールを変える。事業の重要成功要因を変える。
・ルール・メイカー : 強者の地位を守る。支配者であり続ける。
・ゲームプレイヤー : 市場の主戦場で勝負する。シェアをとる。
・スペシャリスト : ニッチで勝負する。エクスパティーズ(高度専門性)に磨きをかける。
・インプロバイザー : 臨機応変に対応する。余分なものは一切もたない。
サービスの内容は
1.付加価値の提供
2.技術・ノウハウの移転
3.プロセスの提供
4.結合の提供
ナレッジワーカーに求められる資質には
・好奇心
・ネットワーキング
・バランス
・リスクテイク
・自己規制
・信頼感
・スキル
・持続力
アイデアとは、既存の要素の新しい組み合わせであり、表面上は無関係と思われたものの間に関係があることを発見することである。=美的直感(by 科学者ポアンカレ)
技術は応用であり、科学は好奇心であり、強要はこの両者に対する態度である(by ジーグフリート)
AfterActionReview(BPアモコ)
何が起きると予想していたか?
→実際には何が起きたか?
→何故予想にズレが生じたか?
→ここから何を学び、何を実行できるか?
ナレッジワーカーの役割
・アイデアを出す
・情報を分析する
・集団を取り持つ
・ゴールを定義する
・問題を解く
・結論を描く
・フレームワークを創造する
・関連を発見する
・設計し、同調させる
・結論を出す
・開発プランを立てる
・行動を起こす
・プラットフォームを識別する
・判定をする
・モデルを開発する
・学ぶか学ばざるかを見極める
ナレッジは
・創造され→流通し、蓄積され、活用される。
ナレッジは
・天性を→知識にし→見識にし→活用力とする。
ナレッジは
・事実調査→示唆と問題発見→解の模索という段階を経る
などなど。
他にも、ここには書かなかった気づきがある。この気づきから、ビジネスアイデアをもらうことができた。

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