君主論

謀略も必要 という言葉で有名ですが、実は・・・

●私がこの本を手にした理由
多くの人に誤解されている人とか
多くの人に嫌われている人っていうのは、
私、好きなんです。
●この本への問い
犠牲 とは何だろうか?そしてそれは、必要なんだろうか?
上に立つものは、どういう決断をすべきだろうか?


●印象に残った言葉

さて、君主は、身にふりかかる苦難や抵抗を乗り切ると、大君主になるのは間違いない。そこで、運命の女神は、新人の君主を大物にしたてようとするとき、彼らは世襲君主とちがって、ぜひとも評判を立てなければならないから、わざわざ彼らに敵をこしらえて戦いを強いる。
どんな活動の場でも奸計をめぐらすのは嫌悪すべきことだが、戦争にさいしてはほめられ、名誉ともなる。
賢明な国の建設者は、自分のためでなく、公共の役に立つために、そして自分の子孫のことより皆の祖国のために尽くしたいと願う者は、単独で権力を手に入れるよう努めるべきだ・・・。
秩序を回復するためでなく壊すための暴力は非難される。

●感じたこととか気づきとか
多くの人に誤解されている、と思えるマキャベリズム。
ただし、特に女性や若い人にはウケが悪いかもしれませんね。
でも、私はこの人、すごく好きです。
銀河英雄伝説というアニメがありましたが、
その中の登場人物、オーベルシュタイン を思い出しました。
●こんな人にお勧め
社内政治って、ありますよね。
経営者であれば、一度は読んでおいて損はないと思います。