セックスしたがる男、愛を求める女

脳科学で真実を明らかにする
「話を聞かない男、地図が読めない女」の究極の続編がついに!
究極の男女の心理差(愛とセックス)を読み解く
WHY MEN WANT SEX WOMAN NEED LOVE

昨日の読んだ「超愛」に続けて、
そもそも男性の性欲と女性がセックスに求めるものがどう違うのか、
そのあたりについて考えてみたくて、手にしてみた。


とくに、男女別の「浮気する理由トップ10」とか、理想のパートナー度テスト」はとくに興味深い。テストの方は妻と一緒にやってみた。
●科学的な分析結果(遺伝子・ホルモン・脳について)

・セックスしたい衝動を引き起こすテストステロンは、男性が女性より10~20倍も多い。いっぽう女性に多いのはオキシトシンである。オキシトシン : 「抱きしめホルモン」
・恋愛中の脳ト、コカイン依存患者の脳のスキャン結果はほとんど同じ。わが子を見ている母親の脳のスキャン結果もよく似ている
・男性と女性にそれぞれ恋人の写真を見せたときの脳のスキャン結果では、活発な部分がまったく重ならない。
・エロ画像を見ているときの男の脳のスキャン結果から、恋をするときと、性欲が高まるときでは全く異なるシステムが使われていることがわかる
・恋人に振られると、脳はムキになって相手を追いかけようとする。ホルモン分泌が正常に戻るには、つきあった期間1年につき1ヵ月かかるという。
・人差し指と薬指 : この2本の指の長さの違いは、母親の胎内にいたときに浴びたテストステロン(男性ホルモン)の量で決まる。
  薬指は5本の指のなかで、テストステロン受容体がいちばん多く、人差し指はエストロゲン受容体が多い。
  人差し指が長い女性は、そうでない女性より多産。
  人差し指が長い人のほうが話し言葉でも書き言葉でも能力高い。
  サッカーや陸上競技の世界では、薬指が長い選手ほど能力が高い
  薬指が長い子供は男女に関係なく数学や物理の成績がいい
  レズビアンの女性にも薬指が長い人が多い
・男性のテストステロン分泌は20代後半がピーク。女性は30代半ばから後半がピーク
・朝の勃起の原因 : 男のテストステロン濃度は明け方にいちばん高くなり、日が沈むころにいちばん低くなる。日の出とともに狩りに出かけていたころの名残。
・オッパイはお尻をまねるかたちで発達した。
・女の身体には触覚受容体が1万個もある。男は3000個しかない。

とくに、人差し指と薬指の話はとても興味深い。
また、女性の身体感覚の繊細さについての理解は、山田鷹夫の三無セックスの前提にもなる。
テストステロンが朝方強いという話は目からウロコだった。産み分けのヒントになるかも。
●統計資料

・20年連れ添ったカップルのうち10%は、相手の写真を見たときにアツアツの恋人たちと脳の同じ部分が盛んに光っていた。
・カーナビがはじめてついたとき、「気ままなドライブで知らない場所に出会う楽しみがなくなる」という反対の声があったが、実際にはそうではなかった。”脳のカーナビ”もこれと同じ。
・母親との関係が冷淡だった男性の91%、父親との関係がよそよそしかった男性の82%、両方とも冷ややかな関係だった男性の100%が35年後に深刻な病気に。(母親と円満だった男性は45%、父親と良好だった人は50%)
・男性パートナーのいる中国人女性1534人に関する調査 = この割合はヨーロッパ諸国とほぼ同じ
  SEXのときに「必ず」オーガズムが得られる女性 121人(7.9%)
  SEXのときに「かなりの割合で」オーガズムが得られる女性 408人(26.6%)
  SEXのときに「ときどき」オーガズムが得られる女性 762人(49.7%)
  SEXのときに「めったに」または「一度も」オーガズムに達しない/したことがない女性 243人(15.8%)
→ この調査では、オーガズム頻度がパートナーの収入もしくは財産と比例していた。
・オーガズムは好条件の男とのきずなを強めるために進化したという仮説。「あなたに満足しているから、ほかの男に走ったりしない」というメッセージ
・男は人間関係のハウツー本などに興味がない。
・女は一夜かぎりの遊び相手も、夫になる男も「人柄/ユーモア/思いやり/頭のよさ/スタイル」で選ぶ
・男は生涯の伴侶は「人柄/容姿/頭のよさ/ユーモア/スタイル」で選び、短期交際用には「顔のよさ/スタイル/胸の大きさ/お尻の形/人柄」で選ぶ
・愛人関係から正式な夫婦になったカップルのうちうまくいくのは25%。残り75%は結局離婚する
・女性の生殖能力を知るいちばん確かな指標 : ウエストとヒップの比率が0.67~0.8 : 1 の範囲内にあること。この比率をクリアしていれば体重が標準より大きく上回っていても魅力度は変わらない
・女がカジュアルセックスをする4つの理由
  1.自尊心の問題(自分の市場価値を知る、自尊心を回復させる)
  2.男が長期的なパートナーにふさわしいか評価するため
  3.利益を得るため
  4.より優秀な遺伝子を獲得するため
・男が浮気する理由トップ10
  1.性衝動
  2.パートナーの魅力が薄れた
  3.パートナーとのセックスの回数や趣味が合わない
  4.パートナーが家事や子育てに忙しい
  5.ほかの女に誘惑された
  6.パートナーがセックスに誘ってくれなくなった
  7.獲物を追うスリルが欲しかった
  8.口うるさいパートナーから逃れたかった
  9.パートナーとのコミュニケーション不足
  10.男としての自尊心を満足させたかった
・女が浮気する理由トップ10
  1.孤独感
  2.パートナーとのコミュニケーション不足
  3.自分が魅力的だと感じさせてもらえない
  4.パートナーから感謝されない
  5.パートナーが自分のことばかりで振り向いてくれない
  6.恋愛感情がなく、ベッドで盛り上がらない
  7.決まりきった日常から抜け出したい
  8.仕事だけでなく私生活も充実したい
  9.単調な生活がいやになった
  10.絶好のタイミングで誘われたから
・女が「この男とならセックスしてもいい」と思える5つの条件
  1.自分が魅力的で特別だと思える
  2.自分が愛され、守られていると感じる
  3.甘やかされ、大切にされていると感じる
  4.キスをされて、身体にやさしく触れられる
  5.自分の気持ちを聞いてもらえる
・被験者の女性がいちばん魅力的だと思った写真 = 赤ちゃんをあやしている写真。
・24カ国の女性誌の特集記事テーマ分析結果 人気テーマトップ5
  1.もっときれいになるためのテクニック
  2.もっと気持ちいいセックスのためのテクニック
  3.有名人の人間関係、健康、外見に関するもの
  4.食べ物 – 料理やダイエットも含む
  5.恋人や夫との相性を知るためのテスト
・男性誌のトップ4
  1.筋肉をつけるためのテクニック
  2.精力を高めるためのテクニック
  3.カジュアルセックスの回数を増やすためのテクニック
  4.空間認識能力や狩猟本能をくすぐる趣味(釣り、コンピュータ、スポーツ、自動車、キャリアアップ)
・既婚者は、社会のなかで少数派になろうとしている。
・ピルを飲んでいる女性は、自分とMHC(主要組織適合遺伝子複合体)型が近い男性を選んでしまう。(異なる方が生まれてくる子供の抵抗力が高い)

マーケターして知っておくべき情報、
それから健康と幸福の為におさえておくべき情報がたくさん。
ほんとに盛りたくさん。
●その他知見

・女はこまごまとした欲求を全部ひとりの男にかなえてもらおうとする。男はたったひとつの欲求をたくさんの女にかなえてもらおうとする。
・メディアやハリウッドの幻想にあおられ、女が男に期待するハードルは年々高くなる。しかし残念ながことにそういう男はたいていゲイだ。
・恋人募集広告では、70%が自分のこと、30%で希望を伝えるのが一番効果的
・男がいちばん萎えるのは、自分の身体の欠点について始終グチをこぼす女
・女の妄想での相手は実在する知り合いであることが多く、「自分の女らしさで相手をオトす」というシナリオが重要になる。
・人生のパートナー選びは、就職の面接と同じぐらい身長に行うべき。ホルモンに振りまわされて、見ず知らずの他人に人生をめちゃくちゃにされてはいけない。
・価値観の一致をみる
  1.子育てやしつけのやり方
  2.家事や家庭内での責任分担
  3.経済観念(いつ、どんなところに、どうお金を使うか)
  4.清潔観念、生活水準
  5.社会と家族のかかわり
  6.セックスを中心とする親密な触れ合い
・信念の一致をみる
  1.宗教観
  2.倫理・道徳観
  3.政治、文化に対する考え方
・理想のパートナーの条件をリストにした瞬間、あなたのまわりにはその条件を満たした異性が次々と出現するはず。「白いゴルフ」の効果

とくに、女の妄想の特徴に関する部分は、
女性の本質を理解する上でのとても重要なヒントが隠されていると思う。

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